「太陽がいっぱいで交渉を学んだ9歳他思い出」

 介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して

「介男話」です。

さて今回も委員会で配布したコラムですけど、すいま

せん、ふざけてます。クリスマスの個人的思い出です

。ひまつぶしにどうぞ♡

委員会が始まるまでの暇つぶしコラム

クリスマスって、利用者にとっては少し馴染みの薄い

行事ではあるが、僕の世代だと物心ついた頃からある

イベントだ。そんなクリスマスの思い出を…

『太陽がいっぱいで交渉を学んだ9歳』

5つ下の妹が幼稚園の年中だったから、僕が9歳のクリ

スマスの前の、とある日。

僕は母に呼ばれ「実はサンタさんはお父さんとお母さ

んなの」と突然カミングアウトされた。その時僕は「

なんと我が家はサンタ一族の末裔だったのか!」とマ

ジで驚いた。しかし母の真意は違った。「妹が自転車

を欲しがっているからプレゼントを計画している。置

くところがないからマサシのベッドに自転車を隠させ

てほしい。(僕のベッドはロフト式で妹が上がる事は

なかった)クリスマス当日までマスミ(姉11歳)と寝

て欲しい。マスミの了解は得た。」というのだ。つま

り“サンタさんなんて居ないよ感”60%と20%の11歳と

9歳は捨て、0%の4歳に一点集中する気なのだ!(い

やオレは80%信じていたのに…)ショックを受けつつ、

普通に「サンタさんから何が欲しい?」と聞かれ、姉

はラジカセを、僕はゲームボーイを頼んだ。

 当日、枕元においてある自転車を見て妹は最高のリ

アクションをした。僕の枕元にはゲームボーイが…ソ

フトはない。本体のみポンと置かれていた。姉の枕元

にはラジカセと光ゲンジの「太陽がいっぱい」とか

CDが3枚程置かれていた。そう、姉は僕と共に寝る代

わりにCDもつけるように交渉していたのだ…

 僕はこの件で、物事をすばやく理解し最善の利益を

生む為に交渉の大切さを学んだ…

(おしまい)   

『「所持」しているだけで補導される14歳』

僕が中学2年だったから、14歳のクリスマス前の、と

ある日。

当時想いを寄せていた「エリカ」ちゃんに呼び出され

た。「告白されんのか!オレ♡」と自分を客観的に見

れず内心舞い上がっていたが「何…」とかクールぶっ

ていた。「コレ…(オレと同じサッカー部の)日暮君

に渡して…」とハートのシールのついた手紙を出して

きた。「あーそういう事か…」なんて冷静を装ってき

たが、内心は(どうする!どうする!)でいっぱいだ

った。日暮君もエリカちゃんに好意を寄せているのを

知っていたし、コレを渡せば僕の恋は終わる!!「ダ

メ?」「いいケドさぁ…(考えろ!考えろ!)…オレの

願いも聞いてよ」そう、僕は“交渉”に打って出る事に

した!!「何?」「一回オレとデートしてくれ、つま

んなかったらすぐ帰ってもいいから!」心臓はバクバ

クで耳は踏まれている位赤くなりながらそう言って、

「そうしたら渡すし!」とエリカちゃんから手紙をパ

ッとぶんどって走ってその場から逃げた…

 その日、下校途中にエリカちゃんがいた。「来週(

23日)の◯時△△で待ってるし、約束守ってよ」「あ

…あぁ、もちろん」なんてクールにカッコつけて返事

をした後、エリカちゃんがいなくなった瞬間、ヒャッ

ホー!!ってな感じで走り出し、カバンから預かっ

ていた手紙を取り出しビリビリに破り(今考えると

ひどい奴だな…)人生初デートがクリスマスイブイ

ブだー!とかはしゃいだ。

 当日、母のケープと父のショートホープを盗み家を

出た。そして商店街にあるラーメン屋の店先の、偽物

のメニューが並んでいる後が鏡になってるところで、

当時流行していた武田真治みたいにケープで前髪を立

たせ、胸ポケットからショートホープ(タバコ)をち

らつかせアウトロー感を出し、ウォークマンで藤井フ

ミヤの「true love」と聞きながら待ち合わせ場所へ向

かった…その先どうなったのか、恐らく誰も興味がな

いだろうから書かないが、タイトルを見て察して下さ

い。ただ、今でも梅林園のトイレットペーパーに記さ

れている「エリカ」という文字を見る度に胸の奥がキ

ュッとなる…そんな思い出。

(おしまい)   

『カマに弱い36歳』

 長女が小学1年生の時だから、僕が36歳のクリスマ

ス前の、とある日。

いきなり長女が僕に「父ちゃんがサンタだったりして

♡」と言ってきた。あまりにもいきなりだったから、

「えっ!!な、なんで」ってドキッとした。小学1年

生ってどこまで知ってんのかなぁーというか、そんな

経験ないけど「アンタ浮気してるでしょ」っていうの

を同じカマのかけ方はやめてくれよー男はそういうの

に弱いんだよー…そんな思い出。

(おしまい)   

『真実はいつも1つの40歳』

 次女が「名探偵コナン」にはまってたのが小2の頃だ

から、僕が40歳のクリスマス当日。

次女が「家のカギは全て締まっている…つまり…サンタ

はこの家の中にいる!!」…って叫んでいた。

(メリークリスマス☆)