介男話 その29 秋といえば

注意力が3万(散漫)だとやる気は10万(充満)しないらしい。

という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して介男話です。

先日、秋をテーマにした作品(俳句とかダジャレとか)を募集したの

ですが、中には秋の思い出とか、イメージとかをお聞きしてそこから

作品を一緒に作った方もいました、、。

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   梅子 「秋の思い出とか秋で思い浮かぶものってある?」

   利用者「次の年の春に兵役に出るもんの所へ秋頃知らせが

       届くんやだから不安に思いながら過ごすから、

       秋に(楽しい)思い出はないよ、、。」

   梅子 「こんな話を聞いたよ、、。グスン、、。」image

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異なる時代を生きていると、価値観とかそういうのも異なってくる。

介護職として利用者と接しているとそういう機会は多い。「秋」でパッと

浮かぶのがサンマでも紅葉でもくりでもマツタケでも読書でも運動会でも

なく「兵役の手紙」なのだ

そういう方達がいて、今がある。ささいな事で文句いってる場合じゃないよね。

ここで一句

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介男話 その28 作品の向こう側

嫁「明日ハロウィンパーティだし」

僕「え!?何!!どっどうしたらいいの?!ハ、ハロウィ・・!?」

嫁「え!!参加するの!?」

僕「・・・」

別に参加したくないしー、その日仕事だしー、全然寂しくないしー

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です

マグマを噴き出させる薬は「噴火剤」、蚊を集める才能は「群蚊才」、

そして梅林園で開催しているのが「文化祭」です。(なんてムチャクチャな書き出し・・)

1年を通して日常やクラブ活動等で作られた作品が多数展示されているのですが、

まぁ会場の様子とか作品等は誰か別の人がアップしてくれると思います。

僕はとにかく芸術的センスや興味はゼロです。絵心もないし、服はとりあえず黒を着てごまかすし、

ミレーと言われてもビスケットが浮かぶし、ダリに至っては誰!?って感じです。

そんな僕でも利用者の作品は見ていて楽しい。作っている行程が浮かぶし、

書道や絵にはその人らしさが出ている。なんかそういう「作品の向こう側」24時間TVのマラソンよりも、

その翌日に放送するランナーの裏側に密着してるやつの方がおもしろいというか、まぁとにかくそういう所が好き。

そして何といってもコーヒー等の飲み物やお菓子用意されているのです。

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何だかんだと利用者と話をするのはもっと楽しい。

来年は御家族様にもきて頂きたいなぁー

介男話 その27 夫婦

はぁー居酒屋が恋しい・・でもコロナ恐い・・

という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

40歳にもなると寝る前とかにジワーンと身体の訳の解らん所が痛む事がたまにあって、

そんな時に「これはもしや大病の前兆か!?」なんて考えてしまって自分の死までイメージしてしまい

漫然とした不安を抱えてしまう事があります。

これを書いている昨日の夜が正にそうでした。

先日、ある男性利用者のビデオ面会に立ち会った。

相手は奥様(妻)で繋がった瞬間奥様は夫の元気な姿を見て喜ばれたが、男性利用者は

奥様の元気な姿をみてさみしそうにした。

一緒に居られないのが自分の身体のせいだと考えているから、元気な奥様をみると

申し訳ない気持ちになったのだと思う。

「元気そうで良かった」と笑顔で話す奥様に「早よ死にたい」と答えた。

一瞬アッと思いフォローしなくちゃと思ったら画面の向こうの奥様が表情一つ変えず

笑顔のままで「誰でも1回死ぬ。そんなにせかんでもええ、100までいっしょや」と言った。

男性利用者は「そうか、100まで長いな~」と少し笑った・・。

この夫婦にとっての「一緒」とは物理的な事ではもはやないのだろう。

僕ごときのヒヨっ子がフォローする必要は全くなかったのだ。

僕は自分の死をイメージする時、ドラマみたいに僕は病院のベットに横になり、

嫁と娘が泣いているという状況なのだが。もしもそんな状況になった時、

「これまでありがとう。これからもずっと一緒だよ」と言えるようになりたいなと2人を見て思った。

今日は嫁さんにやさしくしようと思う(たぶん)

介男話 その26 青空

クツ下って正確には「クツ中」か「クツ上」だと思う。

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

イモ堀りが行われました。そうです、園には畑もあるんです。

まぁ細かい内容は行事委員長がブログにアップしてくれると思いますが、とにかく天気が良かった!!

青空というかブルースカイ(どっちも同じか)もうイモなんか無くたって

この空の下に居るだけで心のおイモはホッカホカです(なんやそれ)

ある利用者をお誘いすると「若い頃から散々イモ掘ってきたし、もうええわ~」と、

参加を渋るシブ柿の様だったのですが、外にお連れすると「いい天気ねぇ~」と、ニッコリ

甘ぁ~い干し柿になりました。(どんな例えやねん)

青空はフシギだ。青は「冷たい」とか、「クール」等をイメージさせる色なのに、

青空だけは温もりや温かさを感じる。

僕は基本的に虫がニガテなので、さりげなく畑から離れ、利用者とサツマイモはどうやって食べるのが

1番ウマいのか話し合っていたのですが、「天プラ」が1位に輝きました。

しかし、サツマイモってすごいよね。主食にもおかずにもなって、おやつでもおつまみにもなる。

俳優で例えるなら西田俊行だな(主役にも脇役にもなれてシリアスもコメディも出来る)

車イスを使用される方が増えて「イモを掘る」という事がムズかしい方も多くなってはおりますが、

青空の下で話をして笑う

それだけでもイーモン赤いハート(なんてベタな終わり方・・・。)

介男話 その25 リモート

祖母との思い出:祖母「アイスキャンデーねぶるか?」僕(ね・ねぶる・・・。)

          「1つなぶっていき」       (な・なぶる・・・)

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

え!?運動会中止になって残念でしたねって?何をおっしゃいます、お客さん!!

開催しましたよ 運動会。

中止にするなんて考えてもない、梅林園総出で行いました。

その名も、、オッホン、、

リモートだよ!!笑顔口を開いた笑顔笑顔の「まばたき」全員集合!!びっくり笑顔ペロリします。温かい笑顔

虹秋の大運動会―!!虹

・・・と言う事でございます。タブレット、スマホ、全館放送、PHS、インカムetc.

使える物全部使って梅林園を1つに繋ぎ、複数の場所で同時に競技を行う形で行ったのです。

僕は園長(むちゃブリ大好き)と行事委員長(アドリブ弱い)の3人で本部から

各部署の状況を映像で確認し、全館放送を使って実況しながら進行をしていたのですが

すっごく盛り上がって、皆様の活気と熱気で途中通信がとだえたり、機器が熱暴走したり、

行事委員長が段取り間違えたり、行事委員長が用意していたネタを飛ばしたり

行事委員長がシドロモドロになったりと小さなトラブルはあれど、

多くの方に楽しんで頂く事が出来ました。

離れていても映像と声でつながり、楽しい時間を共有出来るなんて、デジタルってすごいね。

あっ!!最後の表彰は園長からの手渡しです。そこは当然アナログです。

園長 本部から全部署へとダッシュです(笑)

介男話 その24 ビデオ 面会

ツルは30年、カメは100年 千年、万年ちと盛り過ぎ、、。

という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

「竜宮城ってどんな所だったの?」

「それはもう言葉では表す事も絵にも描けない美しさだよ」

「ビデオ面会で利用者の反応は?」

「それはもうブログに文章を書いても写真を載せても伝えきれない位の反応だよ」

・・・と言う事で言い訳みたいな所から始まりましたが、

5月から始めたビデオ通話に加えて10月1日からガラス越しによるビデオ面会を始めております。

利用者の反応? 

いやですからもう伝えられません。

おどろきうれしさよろこびさみしさ悲しさ

照れとまどいも全部あって、心配しながら心配させないようにして、

話したい事も聞きたいこともたくさんあって

だけど、「元気か?」「元気やで」で、全て伝わったり、、

う~ん、、文章では表せない。

今はまだガラス1枚間に挟むけれど少しでも1歩でも前進した。そう思う。

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感染対策に御理解、御協力頂いているのは本当にありがたい事だと改めて感じた。

少しでも安全に安心して楽しく生活して頂けるようにコロナに負けてたまるか!!

そんな事を思う。

謝に

まる心で

峙する

を講じてコロナに挑む

介男話 その23 敬う

シーチキンにチキンは入ってないが、チキンは存在する。

メロンパンにメロンは入っていないがメロンは存在する。

つまりカッパ巻きにカッパは入っていないが、

カッパは存在すると言う事が立証された訳です。

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

敬老秋祭りが行われました。どんな行事だったかは行事委員会の叶さんが

ブログにのせると思いますから、僕は僕の視点で書こうと思う。

敬老秋まつりの内容を話し合っている時、感染対策ともう一つ、

他の行事とは一線を画す「敬う」というワードが出てきた。

そうなのだ、単に「秋まつり」ではなく「敬老秋まつり」であり

「楽しけりゃ良い」という行事ではないのだ。

そこで今年の敬老秋まつりは、楽しく盛り上げるだけでなく、

お一人お一人にじっくりと時間を掛けお祝いの気持ちをムネに

真摯に行おうと日程を2日間に延ばし行いました。

真摯に司会進行

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祝い隊が盛り上げる!!

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お一人お一人にお祝いの気持ちをお伝えする

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僕もこの年になってようやく「長寿」という事の「努力」と「奇跡」の量が

ほんの少しだけどイメージできるようになった。

それは心から敬意を感じるには充分過ぎる事なのだ。

利用者の皆様本当におめでとうございます。

・・・余談だが

以前同僚と数人で焼き肉屋に行った時、店員がその中の1人に対して

「60歳以上の方にはシルバー割引がございます」と言い、

「私まだ59歳ですから!!」とムッとして言い返してた事があったなぁ~。

もうそれはゴルフだったらチップインでバーディ(60歳)だよ・・・。

介男話その22。今日は雨

誰か、カロリーゼロのフライドチキンを発明して下さい。

と言う事で介護職男(男性)が日々感じた事を話す、略して介男話です。

9月某日、外は雨、たくたくホールで1人外を眺めている利用者がおられた、、。

「今日は雨だね」とそっと横に座る。

「雨やね、子供たちはどうしてるんやろ、、。」と外を見たまま寂しそうにつぶやいた。

「同じ様にお母さんどうしてるのかなぁ~。なんて考えてるんじゃない?」と返すと

「お兄さんはやさしいね」とこっちを向いて少しだけ笑った。

雨はどことなく人を憂鬱にさせる。そうだとしても表情が暗い。

「何かあったの?」

「何も、、。おフロに入れてもうただけ、、。私、おフロ嫌いだから、、。」

この方は昔銭湯で事故により、まだ小さかった子供を亡くされたという事を思い出した。

「今でも思い出す?」僕は話題を変えず踏みこんでみた。

「忘れた事はない、今まではね、、。」

何だか妙な言い回しに違和感を感じ「?」となった僕に

「忘れない様に毎日思い出して毎日悲しい気持ちになってるんや」と続けた

「僕には想像もつかないよ」

「子供はあの子だけじゃないから、、。見てこの時計、娘が買ってくれたんや」

そう言って差し出した彼女の左腕には使い込まれた、

でも大切にしてきたであろう赤い皮のベルトの腕時計がつけられていた。

「ウチは時計屋だったから、時計が大好きなの」そう言って

うれしそうに時計をなでているその笑顔は、何だか子供みたいだった。

「それは一流メーカーの高級品で2億4千万円するから無くさないようにしないとね」と

冗談を言うと、「そやな、絶対に無くさへん」と笑った。

「お兄さん、子供は?」と聞くから

「娘が2人」と答えると

「そう、大切にせなあかんで、子供の世話するなんてアッと言う間に終わる。

気が付いたら子供に世話してもらわなアカンようになってた」そう言って寂しそうな顔をした。

「そんなもんなのかなぁ」と僕が言うと、

「それでも子供は子供、親は親やねん。それが一番困る」

そう言ってまた雨の降る外に目を向けた、、。

大切な人を想う気持ちは時も場所も距離も肉体も状況も全く関係なく、

全く影響を受けずただ純粋に「想う」それだけなんだなぁと教わった気がする。

明日が雨でも晴れでもどっちでも良いやって気持ちになった。

オチもないし、まとめ方も変なのだが、そう思ったのだから仕方がない。

今回はそんな話。

介男話その21。B・D・S

サンマは200円で買える極上幸せ

と言う事で、介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して介男話です。

BDS がありました!!(ビックリ・ドッキリ・サプライズの意)

清仁保育園の園児から敬老のお祝いを頂いたのです!!

今年度はコロナの影響で地域との交流も例年通りとはいきません。

全てにおいて感染対策ありきとなり、それは全てが初めてであり未知なのだ。

世界中が正解も終わりも見えない初めての事を続ける中、

梅林園の利用者の事を考え作品を作ってくれたのだ!!

ええ、そりゃあもう走りましたよ。すぐに皆様に見せましたよ!!

皆さんと~っても喜んでBDSでした(ビューティフル・ダイナマイト・スマイルの意)

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清仁保育園の皆様ありがとうございました☆

これはもうBDSです。 考えます。

(梅林園も・どーにかして・サプライズを の意)

介男話その20。「3大○○」

しりとりの敗因、ほぼ「キリン」か「ライオン」という事で

介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

世の中には3大〇〇と言うものがある。

有名なのだとフォアグラ、トリュフ、キャビアの3大珍味。

カレーならボン、ジャワ、バーモンド。

庭園だったら、偕楽園、兼六園、後楽園という具合だ。

ちなみに「3大嫁さんに怒られる事」は、

「味見せず調味料をかける」「牛乳をラッパ飲みする」「パンツでウロウロする」です。

これはもう全国共通です。

そんな3大〇〇は、もちろん梅林園にもあります。

3大行事、「春まつり」「夏まつり」「秋まつり」です。

先日夏まつりが終わり、次は「敬老秋まつり」

今年は感染対策が全てにおいて重要課題となる。

「する」「しない」ではなく、どうすれば「安全で、楽しいか」を

まず考えるようにしています。

利用者の皆様には、ぜひとも楽しみにして頂きたいのです。

続いては梅林園3大ビューポイント♪

E棟屋上(この解放感♡)

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G棟風呂場(マウンテンビューティー♡)

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A棟正面玄関(個人的には1番好き♡)

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他にもたくさん梅林園3大〇〇はあるのですが、今回はこの辺りで、、。