介男話その19。マタアウヒマデ

何でも「おろしポンズのせといたら和風」っていうのはどうなんだろう、、。

という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す介男話です。

長年苦楽を共にしてきた仲間が退職した。

介護はチームプレイだ。重い方を2人で協力したり、特発的な事の多い夜を夜勤者同士で協力して乗り越えたり、

欠勤が出て人が少ない時の方が逆に気合が入って、連携が上手くいき仕事がはかどったり、

申し合わせて継続したケアを提供して効果が有ったり、どれもこれも、その時は忙しかったり大変な思いなのだが、

振り返ったら楽しい仲間とのキラめく思い出となっているから介護はやめられない。

という事で、今回は梅林園で働く介護職員のごく一部を紹介します。

壁をすり抜けられると信じているK君

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何かと隙間に入りたがるKさん

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手で書く方が早いけど念力で字を書くT君

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迷い込んだ虫とかをみるとじゃれ始める前世がネコのSさん

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…とまぁみんな冗談に付き合ってくれるゆかいな仲間たちです。

退職した職員の事を思うと寂しい気持ちになるけれど、同じ目的に向かって共に悩み、

笑い合っているともう同僚なんて関係は超越してしまう。

だから一緒に仕事をしているかどうかはもうどうでも良くて、どこで何をしていようと変わらないのだ。

またコロナが終息したらゴハンでも食べに行ける日をマチコがれている。

                                      元気でね♡

介男話その18。「犬」

「ブルーハワイ」って結局何味なんだろう?ということで介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して介男話です。

僕は犬が好きだ。どれ位好きかと言うと、もし正面から犬と本田つばさちゃんが歩いてきても犬の方を見てしまう位好きだ。

(いや、まずつばさちゃん見た後に・・イヤイヤ犬だ・・う・・うん・・)

よく「犬派、猫派」とか聞くけど、ネコが嫌いな訳ではない。

犬が好きなのだ。あっ皆さん「ネコ好き♡」には気をつけて下さい。

「ネコかわいいって言ってる私ってカワイイ♡」という「演出」の可能性があります。

そういえば園の行事委員長ってネコ好きって言ってるけどどっちだろう(笑)

イヌでもネコでもペットはその目で心を穏やかにさせ、その行動で家庭に会話を生み、その世話で生活にリズムをもたらし、

その身で命の大切さを教えてくれるとてもスバらしい事なのだ。

と言う事で利用者に犬の良さを聞いてみる。

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若い頃からずっと犬飼っていました

犬の居ない生活は考えらなかった。

今でも飼いたいと思う

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2匹同時に飼っていたよ

よくなついていたし、うれしい時シッポふるのがかわいくて~♡

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ジョンって名前でな毎日世話してたんだけど

死んだ時は悲しかったなぁー

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犬はとーってもかしこいんです

私の言う事も全部わかってました

何人かに聞いたケド、やっぱり「お犬居た」って人がネコを追いぬいた

犬はいいよー ワンダフル♡

介男話 その17 あいさつ

 どうしたって汗はくさいんだから お互い様って事でチャラにしませんか?

という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です。

 みなさんはどうやってストレスを発散していますか?僕の場合は毎朝6:00に

犬の散歩に行くのですが、その時ウォーキングしているおっさ・ん、、ゴホ、、、おじさま

とかにあいさつをすると、スッキリストレス発散されます。

 一瞬で出来て、お金も掛からない、ストレス発散法なのだ。

 この方法にはより効果を高めるコツが3つありまして、

1、先手を取る      基本的にオセロ以外は先行有利ですから、

             先にするのです。

              すれ違う時なんかは先手の取り合いです。

2、リターンを求めない 最近はおばちゃ・ゴホ、、奥様方でもイヤホンなんかしてて

              あいさつしてても気づかれない事もあります。

               そんな時は「なんちゃって♡」と独り言を言ってすぐに

              忘れます。

3、元気良く        ストレス発散ですから、ちょっと頭を下げて「チャース」

              みたいなのでは効果は小さいのです。

               ポイントは「おはようございます」の「ま」と「す」の間

              を極力少なくするのです。

               いっそうの事「す」じゃなくて「おはようございまつ!!」

              でも良い位です(気持ち的には)

ストレス発散抜きにキチンとしたあいさつって大事ですよね

という事で色々な挨拶をしてみます。

レディの様にしてみる

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なんやぁーそれ-

一本筋を通してみる

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アラ!!どした(笑)

サプライズしてみる

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皆さんはあいさつキチンとしていますか?

うしろから突然とかはダメですよ(笑)

介男話 その16 偏見

 ステーキの事ビフテキって言う人もはやゼロ。と言う事で介護職(男性)が日々

感じた事を話す略して介男話です。

 長年特養で介護職をしていると、どの様な症状があって、どの様なリスクが考えられるのか、

と言う事がその人の人間性よりも先に把握しようとしてしまう時があります、、。

 今から約18年前の入職して間もない頃、僕はバス通勤していた。

 バスのやや後ろの方の2人がけの椅子に1人で座っていたら、明らかにダウン症だろうなって子がすごい勢いで、僕の横の空席めがけて走ってきた。

 おそらく園の手前にある支援学校の生徒だろう。「ウワー」なんて大声を出しながら

走ってくるし、僕の横に座って大声出されたりしたら嫌だな・・・。なんて正直思った。

 その子は僕の横の空席にスゴイ勢いで持っていたリュックを置くとバスの入り口の方に向かって、

「おばちゃん、ココ!!空いているよ、座って!!」と叫ぶと、足の悪そうなおばあちゃんがバスに乗ってきた。

すいません とか言いながらそのおばあちゃんはバスの中をゆっくり歩き、僕の横に座ると、その子に向かって

「ありがとうね」と言ってほほえんだ。 どうやらその子とおばあちゃんは他人らしい。

 その子は何事もなかったかのように手すりにつかまり、乗車中、時折独り言を言ったりしていた、、。 

 その子は、バス停で待つ間、足の悪そうなおばあちゃんを見て、絶対に座らせてあげようって考えたのだろう。

 そんな心の優しい子なのに、僕は明らかにダウン症だと言う事で偏見を持った自分が情けなく感じた・・・。

 僕は極力、利用者本人を見ようと心掛けている。偏見を持つ事は愚かな事だ。

 この間、認知症の重度な方の申し送りを聞きながら、あの日の事を思いだしていた、、。

 (偏見のない立派な人が過去にいたからこそ、僕たちはカニやアワビを

美味しく食べているのだろう。)

介男話15。夏VS冬。

「お母さん」を「おふくろ」に変えるタイミングっていつだったのですか?

という事で介護職(男性)が、日々感じた事を話す略して介男話です。

「夏と冬どっちが好き?」という質問を受けた事って1度はありますよね。

この質問の答えは非常にフシギな結果になるのです。

個人戦  どっちが好き 

       夏チーム              冬チーム

× プールサイドでカップめん   VS   雪山でカップめん  〇

× 真夏のポカリ   VS   真冬のココア     〇

× 扇風機       VS   こたつ      〇

× お盆        VS   お正月     〇

× モアナと伝説の海        VS   アナと雪の女王   〇

・・・とまぁこんな感じで個人戦は冬チームの圧勝なのですが、しかし、、

では永住するならどっち

  〇 常夏の南国 VS 極寒の北国 ×

と総合優勝は夏なのです。フシギですよね。皆さんは夏と冬どっちが好きですか?

利用者に聞いてみる

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 夏―かなぁー

さむいのはねー

  (そーなんだよねー)

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秋や1番は

   (え、そりゃそうだ!!)

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夏!!寒いのはカナン!!

   (たしかに・・・)

何人かに伺ったのですが、7:3で夏の方が好きって方が多かったです。

     (でも個人戦は冬の圧勝です)

介男話14。嫌いなもの。

けっきょく「あらびき塩コショウ」あれは何でもウマいと思う。

という事で、介護職(男性)が日々感じたことを話す略して「介男話」です

娘が学校でプチトマトを栽培しているのです。

もうすぐ「コレ私が育てたの-食べてー」と

言ってくるXデーが近づいている訳です、、。

おや、気が付かれましたか? はい、そうです。

私、トマトが食べれないのです。

何か味とかじゃなくてもう前世で何かあったとしか思えない位、

全くダメなのです(どーしよ・・・)

人間キライな物の1つや2つありますよね。って事で利用者に聞いてみる。

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辛いもんがニガテ・・・。

でもわさびは好き

      (何か解るわー)

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無い・・・無い・・・

     (無いの!?)

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キライなモンない                                

何でもたべるよ

     (そうなの?!)

ま、まぁ娘が育てたモンだし、た、たべれるよね・・・う、うん・・・

娘への愛が勝るよね(たぶん・・・)

先生!!来年はプチトマトじゃなくてウナギの養殖にしてください

そしたら喜んで食べます(ダメ?)

介男話13。介護話もとい怪談話。

ぼうさんが屁をこいたっていいじゃないか!!人間だもの!!という事で介護職(男性)が日々感じた事を話す略して介男話です

いやー皆さん夏ですね☆暑いのなんのって、、本当に屋外で仕事する人を尊敬します。

さて、夏といえば怪談、ホラーですよ。僕はこの手のものが大好きで年中真っ暗な部屋で1人YouTubeでホラー動画を見ている、いいトシしたオッサンです(だれがオッサンやねん!!)

長年つちかった怪談話で利用者にヒンヤリしてもらおー!!

心臓がキュッとなったり、ドキッとするようなのじゃなくて、背筋がゾワワ~ってなるやつで♡ こわいぜ~

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アハハ~

全然怖くないよー

(ア、アレ!?)

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そうですかー

(エッ ちょっと・・・)

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ふしぎだね~

(う、うん、、、。)

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アラー

そうなの~(笑)

(な・・なぜ!?)


 泣く子も黙る、とっておきの怪談だったのに・・・

 長い人生経験のある利用者にはお化けなんてちっとも怖くないみたいです

                             (トホホ・・・)

介男話12。夏の思い出。

 同性から誕生日に手作りケーキをもらった場合のお返しを、誰か教えてください

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して介男話です。

 毎年夏になると思い出す・・・。なんて事ありますか?

 僕は夏によくあるアレを見ると母が言った言葉を思い出す・・・。

 「暑い~日焼けするわ~。お母さん今日ノ-ブリーフだもん」

 ・・・でしょうね。女性ですから、ノ-ブリーフですね。そしてアナタが着用しているのは、ノースリーブですよね・・・。

 20年以上前の出来事なのに、今だにノースリーブを着用している女性を見ると母の言葉を思いだす・・・。

 嫁「うわ!!ヤラシイ!!今アンタあの女の人のムネ見てたでしょう!!」

 ち、ちがうよ!服だよ、服。ノースリーブを見て母を思い出してたんだよ!!

 ・・・と言う事で利用者に夏の思い出を聞いてみる。

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 お父さんがよく酒を飲むもんだから

 夏は酒代がかさむんよ・・・。

(ギクリ・・2本目・・ダメ・・?)

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 暑かったねー

 本当に暑かった・・・。

 (昔はエアコン無いんだもんね)

 なんか「夏の思い出」って「冬の思い出」よりもキラキラしている気がするのは何でなんだろう。絶対冬の方がすきなのに

介男話11。あの日の思い出。

手づかみで食事をする文化の人ってどうやって、もずく食べるんだろう・・。と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を書く、略して介男話です。

看取りケアの方がお亡くなりになりました。僕は介護を20年近くしているから、それこそたくさんの「死」に触れてきた。正直利用者の「死」に対して、悲しいという感情より、「長い間お疲れ様でした」というか「よくこれまで頑張りました」というか上手く文章で表せないのだが、そういった感情の方が先に浮かぶ。

そして「死」に対して悲しみや寂しさを感じておられるその方の家族を見ると、自分の大切な人への想いとリンクし、一気に悲しみの感情がこみあげてくる。その後、荷物を片付けたり、ふとした時に「あんな事や、こんな事あったなー」なんて思い出してニヤニヤする。そして新たな出会いがやってくる。

お亡くなりになった方は、不用意に近づくと手が出てくる事があった。車イスからベットへ移乗する時、1番痛い横腹の上の方の肉をチミー!!とつねられた事もあった。

食事をお膳ごとひっくり返された事もあったし、にっこり笑って「おおきに」って言って下さった事もあったし、配膳した時「アンタが食べ」と気づかって下さった事もあった。

この思い出達に「良い」も「悪い」もない。思い出す度に、ただ顔がニヤける。そしてふとした時に思い出す。

僕は介護職に適性があるのかは解らないが、介護が好きだと、その度に思う。

なんだか利用者と触れ合いたい気持ちがこみ上げてきた。

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僕の軽快なトークと洗礼されたダジャレを披露しに行く。

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介男話10。マスクこもごも。

「母の日」はカーネーション、「父の日」はビール飲み放題、という風習作ってください。

と言う事で介護職(男性)が日々感じた事を書く、略して介男話です。

コロナウィルスにより生活の様々な所に変化が生じている。その中に1つに「マスクの着用」がある。

認知症の高齢者と接する時、それが例え何百回目であったとしても、毎回「初めまして」といった感じの方は

割と多い。そんな時、僕達介護職は「あなたの事良く知ってますよ」「あなたへの害意はありませんよ」といっ

た解りやすいサイン=「笑顔」を見せる。

これがマスクの着用によって半分隠れてしまうのだ。こんなもん、おいしいキムチがあるのに、ご飯炊くのを

忘れたみたいなもんだ(ちょっと違うか)

そこでいつもよりホホを上にあげ、目じりをいつもより下げ、見えている部分をフル活用して笑顔になるのだが、

それをくり返していると汗をかいている事もあり、マスクの内側の繊維がモロモロになり、唇と鼻の間の空間で

チロチロと動き、なんだか鼻毛がでているような感じがしてとっても不快なのです。

そこで休日に嫁さんへその事を話し、ツルツルした素材のマスクを買いに行く事を告げると、

嫁「いや、アンタ毎日 鼻毛でているし」

いや ぜったい 出てませんし!!

というか、もしそうなら

都度言って!!

そこは身内として!!毎日ってなに!!

と言う事で心のオアシス利用者になぐさめてもらいに行く。

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どっちでもええやん・・・。

いや、良く見て!!出てないから!!

早くマスクをしなくても良い日が来て欲しい、、。

息苦しいし、暑いし、鼻のあたりがチロチロなって気持ち悪い(あっ!!何もでてませんよ!!)