避難訓練

総務の濱田です。

当園では年に4回、託児所は毎月避難訓練をおこなっていますが、

3月11日は特に東日本大震災の教訓を忘れないよう、

避難訓練をおこないます。

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今回はグループホームにて

夜間想定の避難訓練と災害訓練をおこないました。

晴天の午後2時、天井にある煙感知器を「お線香の煙」で

作動させると、園内中大きな警報音がなり、訓練の開始です。

安全確保しつつ利用者さん全員を、

いち早く中庭へ避難していただきます。

職員からの火災報告により宿直者が各棟夜勤職員へ

応援の緊急火災連絡をおこないます。

応援職員が順次到着し、クループホーム職員の指示のもと

7名全員の避難をおこないます。

最初は利用者様もおおきな音にびっくりなご様子でしたが、

職員の声掛けで次第に落ち着かれ無事避難完了しました。

今回は訓練ということでスムーズにできましたが、

「いつ?何が起こるか?」予測できない昨今、

日々意識し業務に従事しなければならないと感じました。

その後、職員のみで「非常食の炊き出し」

「発電機の使用方法」の災害時訓練をおこないました。

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当園は城陽市より福祉避難所に指定されています。

災害時、市からの要請により

地域高齢者の方々の受け入れをおこないます。

その際に非常時の食糧提供を職員がスムーズにおこなえるよう、

栄養課職員の指導のもと非常食の「アルファ米」

(お湯で戻し、蒸らして食べることのできる白米)の調理の仕方や

「あたためずに食べられるカレー」のレクチャーを受け、

実食をおこないました。

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また、「発電機」の取り扱い方法の講義もおこないました。

「百聞は一見にしかず」

実際に職員が体験し充実した訓練となりました。

これからも、利用者様に安心安全を提供し、

地域の皆様に貢献できるようにならなければと

本日の訓練を通して感じました。

「あたり前田のクラッカー」

介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男話」です。

え?どーせ今日も委員会の時配布したコラムだろって…

正解!あたり前田のクラッカーです!

ということで、ひまつぶしにどうぞ♡

委 員 会 が 始 ま る ま で の 暇 つ ぶ し コ ラ ム

      『あたり前田のクラッカー』

学生の頃の年配の先生や「ちびまる子ちゃん」のお父さんなんかが

「当然」という事に使う定番のギャグ(?)

「あたり前田のクラッカー」

聞いた事はあれど、そのクラッカーが食べ物なのか、

パーティーの時に鳴らすアレの事か、

アメリカのパチパチさせて遊ぶアレの事なのか、

英語のクラップ(拍手)を指しているのかは知らなかったのですが、

先日スーパーで偶然見つけたのです。

えっ!!食べ物の事だったの!?と、40歳にして謎が解けました。

何で解ったのかって?だってパッケージに

“あたり前田のクラッカー”って書いてあるんですもの。

これの事かぁーなんて思って食べてみたのですが、

そりゃあもう、まごう事無く、クラッカー。

それ以上でも以下でもない、正真正銘フツーのクラッカーだった。

シンプルなだけに腹減ってたら無限に食べられちゃうなんて思いましたが、

10代~20代は色んなおかしを知ってるだけに、

少しパンチがないと感じるのではないだろうか。

世代によって好みは違うしね。

そういえばこの間、ネットに

“世界の寄食(気持ち悪い、食べたくない)ランキング”ってのがあって、

アフリカとか東南アジアなんかも含めた世界中の料理のトップ10ですよ、

そのトップ10になんと、

日本食の白子とナマコの2つもランクインしていたのです。

あんなに旨いのに…そもそも「食材」ではないらしい。

ちなみに1位はスウェーデンの腐った魚料理でした。(名前忘れた…)

まぁお風呂に入ってまず身体から洗う人もいますし、

頭から洗う人もいますよね。

自分が「当たり前」と思っている事が、

違う人・違う所では全くそうではないという事は多いんだと思います。

介護だって移乗介助時、梅林園では相手の両足の間に足を入れ、

持ち上げて行うのが主流ですが、全国的には相手の足の外側に足を置き、

重心を移動させる方法が主流だったりします。

「車椅子は移動手段であり、目的地では椅子へ乗せかえる」という考えのもと、

食堂でもリビングでも、椅子に都度座り替える事が当然という施設って結構あります。

「座位がとれたら個浴」という施設も多く、

そもそも特浴やリフト浴のない施設すらあります。

当たり前にしている事は(自分にとっては)という一文がつく事を忘れてはいけないのです。

一度皆さんが「普通」に「当然」のごとくしている仕事を

色んな視点で振り返ってみても良いかも知れませんね。

もしかしたらそれは「悪しき習慣」だった、という事もあるかもしれません。

…そうは言っても他人の常識が理解出来ず、

「一般的」にそんな事しないのは「常識」でしょ!!って思ってしまう時はあります。

先日コンビニでフランクフルトを1本注文したら、

店員が「袋要りますか」って聞くから「結構です」と断ったんです。

そしたらその店員、レジ横にあるケースからトングでフランクフルトを1本取り出し

「どーぞ」と渡してきた…

よーし!!僕は今からズボンのポケットから財布を出し、お金を払い、

おつりを受け取り、サイフをしまうという動作を片手でやりまーす…って

なんでやねん!アホか!

仕方なく、マフィアのボスが葉巻をくわえるがごとく、フランクフルトを口にくわえて支払を行った。

世の中には色んな当たり前だのクラッカーがある。

おしまい

ひなまつり

楽しいから笑うではなく 笑うから楽しい

京都市動物園が、アニマル園長選挙を行っていたので、

14歳と高齢ですが、一番マニフェストが

しっかりしていたツシマヤマネコの「キイチ」に

清き一票を入れた行事委員の叶です。

「春よ、濃い♡恋♡お内裏様のホワイトデー大作戦」

という題名で、ひなまつり会を開催させて頂きました♪

イケボ(イケメンボイス)のお雛様に、

お内裏様も利用者もメロメロです♡♡

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利用者さんにも風船を持ってもらって歌を歌ったり

簡単なゲームをして楽しんで頂きました(^^)/

女の子の日ですが、男性の利用者さんも沢山参加されましたよ♪♪

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お内裏様やお雛様、三人官女達みんなで

「お座敷小唄」や「おひなさま」や「春の小川」等

沢山の歌も歌って頂き春の季節が感じられるひな祭り会になりました

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まだまだ、コロナも予断を許さない状況ですが、

ほとんどの利用者様が、3回目のコロナワクチンも済みましたので、

感染予防を行いながら行事を楽しんでいきたいと思います(^^)/

「ヒューリスティック」

介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男話」です。

今回も委員会で配布したコラムを掲載するのですが、

なんだか途中から嫁さんへの愚痴みたいになっちゃってますが…

ひまつぶしにどうぞ♡

委 員 会 が 始 ま る ま で の 暇 つ ぶ し コ ラ ム

    『ヒューリスティック』

10月は誤薬防止月間です。

初めに言っておきますが、人は必ずミスをします。

人はミスをする時必ず「思い込み」

そして「勘違い」をするという流れがおきます。

思い込みと勘違いは同じ意味だと捉えがちですが、

それこそ勘違いです。

どちらも信じ込んでしまうという所は共通ですが、

「この道は子供がよく飛び出してくる」と

思い込む事はミスを防げます。

つまり上向き

「間違った思い込みが勘違いを生みミスをする」という事です。

皆さんは日本にコンビニと美容院どちらの方が多くあると思いますか?

コンビニと答える人が多いでしょう。

それは皆さんがコンビニをよく利用し、よく見かけるから

そう思い込むだけで、実際は美容院の方が多いのです。

他にも、マカオの人口は500万人より多いか少ないかと質問をした後に、

「では何人だと思いますか?」

と質問すると、500万人位が妥当なラインだという経験と知識があるので、

400万~600万人のあたりで答えるでしょう。

しかし、初めの質問を50万人より多いか少ないかと質問していたら、

何人だと思うという質問には40万人~60万人のあたりで答えるでしょう。

金髪で白人であったり、見た目が外国人だったら

英語を話せると思ってしまいますが、

実は日本人で英語が話せないかもしれないし、

フランス人で英語は話せないかもしれない…

…というように、経験や先入観で答えを導き出そうとする事を

『ヒューリスティック』というのですが、

それが間違った思い込みを生みだしてしまう事がある訳です。

僕はあまりハムを買った経験がないので、

1パック600円だと「高い」と思い買いません。

だってビッグマックのセット平日なら550円ですから。

しかし、値札の所に“通常価格1000円の所、

特別に600円”となっていたら「安い」となります。

だって400円引きですから、

ビッグマックのセットに

シャカチキ(120円)とナゲット(190円)をつけるよりも

お得な訳ですからね。

同じ1パック600円のハムでも、得られた情報と持っている経験で

「高い」「安い」の判断が変わるのです。

「大葉はこんなにイラン」とか

「大根は半分でよかった」とか

「このサイズだと玉ねぎ1個じゃ足りない」とか、

買い物の後で文句を言うのではなく、

適切な判断が出来る情報を事前に与えるべきなのです。

経験値は人それぞれなのですから。

「ネギ」とだけ書かれても白?青?九条?となります。

「今日お鍋って言ったじゃん」

いやこちとら、お鍋に何ネギが入っているか知らんし!!

ローリエに至っては野菜かどうかも解らん。

「帰りにユタカ寄ってエスプリークのアイブロウ(ブラウン)も」って、

もはや今日中には帰れません。

(ハッ!!気が付いたら嫁さんへのグチになってる…)

まぁ何が言いたいかというと、間違った思い込みをする時は

「急いでいる時」

「過信、油断している時」

「余裕がない時」等、

その時の当事者や周りの状況による事が多いのですが、

中にはキチンとした情報を事前に伝える事で、

次の状況を予測し適切な答えを導き出せる

ヒューリスティックが良い方向に働き、ミスを防げるだけでなく、

より成果を挙げる事が出来るという事です。

皆さんも、ズッキーニの買い物を頼んだ時、

無かったから良かれと思って

似ているキュウリを買って来たとしても怒るのではなく、

『あぁ「フライパンでチーズと焼くし、無かったら別に買わなくてもいいよ」と

事前に伝えなかった私が悪いのね、これは防げたミスね』という風に

考えられたら家庭の平和は守られますし、仕事にも応用出来るという訳です。

(おしまい)

(おまけ)

失敗も経験となり学びなのだ。

「じゃがいも」は「北あかり」買っといたら大体いけるし、

玉ねぎは多目でもOK、タマゴははしごしてでも買う。

で、肉類は値段よりも国産かどうか。

あと、「店員に聞いた」という保険には必ず入っておく事!!

                     おしまい

誕生日会

 養老孟司さんの愛猫だった「まる」に

年齢が追い付いた老猫を飼っている行事委員の叶です。

2022年2月22日の800年ぶりのスーパー猫の日に

2月の誕生会を行わせて頂きました。

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今月は、ウクレレ奏者のK課長の「雪やこんこ」に合わせ、

みんなで歌を歌ったり誕生日会が始まるまでに

歌を歌いながら簡単な体操をさせて貰ったりと賑やかでした(^^)/

「来年も元気で参加したいです」と涙ぐまれて話されたОさん。

今日の為にと巻かれたスカーフが素敵でした(^^)/

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「ありがとう。嬉しい」と、

誕生日者なのに誕生月の歌を手拍子で歌ってくれたKさん

誕生日の歌に合わせて「これでいいんかな?」と

タンバリンを上手に鳴らしていたらYさん

沢山の笑顔を拝見出来ました。

2月の誕生月の皆さん♪本当におめでとうございます(^^)/

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お鍋の日

楽しいから笑うのではなく 笑うから楽しい

「鍋猫」といって鍋に猫が入っている姿は

可愛い猫のしぐさランキングで5位にはなると思う

行事委員の叶です。

梅林園で「お鍋の日」が開催されました。

梅林園の入園者さんは、北は北海道、

南は沖縄と全国各地の出身の方がいらっしゃいますので、

様々な「ご当地鍋」や「郷土料理」の話を聞かせて貰い

民謡や清心保育園の子供達の歌声と共に放送させて貰ったり、

昼食は人気鍋の「ごま味噌ちゃんこ鍋」を提供するとともに。

鍋奉行一行が回らせて頂きました(^^)/

すき焼きには「かしわを入れたら美味しい」という方や

「具材は物々交換だった」と話される方。

ご当地鍋話を聞くことが出来、心も体もホッカホカな一日でした(^^)/

早くコロナが終息して来年こそは、大鍋で煮込んでみんなで食べたいですね。

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「フィードバック」

介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男話」です。

またまた、委員会にて配布したコラムを掲載します。

僕の悲しい思い出についてです。ひまつぶしにどうぞ♡

委 員 会 が 始 ま る ま で の 暇 つ ぶ し コ ラ ム

     『フィードバック』

 皆さんは「フィードバック」という言葉を御存知でしょうか?

フィードバックを上手く行える事は指導者として必要なスキルで、

人からフィードバックを受けるという事は、仕事のみならず、

自らを成長させる手助けとなるのです。

知っている人も多いと思うので簡単に説明すると、

砲撃手がミサイルを目標に向かってドーンと打ち、第三者が、

着弾点が「目標から西に◯◯フィード、北に△△フィードずれている」と伝え、

砲撃手がそれを元に修正し目標に弾を当てるという事で、

実行した事のズレを伝え、そのズレを自ら修正させる事で成功に導き、

結果として成長させるという事をフィードバックといいます。

5月初旬、長女が11歳の誕生日を迎えたが、僕はビックリした。

プレゼントは服を自分で選んで買いたいと言うのだ。

もうオモチャよりも自分を着飾る物が欲しいという年頃に成長してしまった。

もちろんコロナの影響で買い物には行けないから、

娘は僕のスマホを使ってAmazonの奥地へ冒険に行ったのだが、

楽しそうに選んでいる娘を見ていると、ふと「ある出来事」を思い出した。

僕が中学1年になった春、母が僕に

「そろそろ自分の服は自分で選びなさい」とお金を渡してきた。

これまでは母がイトーヨーカドーで買った服を着ていた訳だが、

何だか大人になった気がして嬉しくて、

僕の考え得る最高のオシャレスポットである「ジーンズメイト」へ向かった。

オシャレな洋楽が僕を迎え、店員が全員サーファーに見える。

ズラリと並んだオシャレな服の中から必死にコーディネートを考え服を買った。

すごく気に入って、しょっちゅうその服を着て、

意味もなく当時好きだった子の近所をウロウロしたりしていた。

夏休みとなり、車で田舎へ帰省する途中、僕はトイレがしたくなって

サービスエリアに寄ってもらった。車から降りてトイレに行こうとすると、

母が「姉もついでに行っとき」と言ったが、

姉は「イヤだ、だって介男の服ダサすぎて恥ずかしい!」と言った。

僕はカチンときて、「はぁ!?」と返すと、

母が「いいのよ、介男が自分で選んだんだから」と姉に言った。

その瞬間、僕は母の「いいのよ」の前にあるであろう

“ダサくても”という言葉を読み取り、衝撃を受けた。

1人でトイレに行き鏡を見ると、最高にオシャレだと思っていた魔法は解け、

メッシュのVネックTシャツに

七分丈のダボッとしたデニムを履いた短足のブ男が映っていた。

「あぁ…俺は元々の見た目が悪い上にオシャレのセンスもないな」と心から思った。

車に戻ると「眠たいから寝る」と訳の分からん理由を言って、

鞄からパジャマを取り出し車内で着替え、ふて寝した。

その日から僕はオシャレを諦め、今でも嫁さんに選んでもらっている。

もし初めて1人で買いに行ったあの日に母が

「このメッシュは下に何か着た方が良い」とか

「短足は七分丈はやめた方がいい」と

フィードバックしてくれたらズレを修正し成長したかも知れないのに

「アラ!ダサい!!でも介男が自分で選んだんだし黙っておこう♡」と思った母は

本当にアホだ。

「あの服」を着て当時流行っていた「ボディーガード」の

ケビン・コスナーを意識して眉間に皺を寄せ、

公園に座っていた僕は決してアホではなく、

母のフィードバックを受ける事が出来なかった被害者なのだ。

もし部下や同僚等の仕事がズレていたら、その人の成長の為に

フィードバックをしてあげて下さい。

もし上司や同僚から指摘や文句を言われてもフィードバックを受けたと考え、

自分の成長に繋げて下さい。完璧な人間なんて居ないから「出来ない事」は当然あります。

だけど「出来ないままにしない事」が大切なのです。

フォローしてもらいながらフィードバックを受け、出来るようになったら

「出来ない人」のフィードバックをする。

だから「出来ない」で悩まず、周囲からの指摘を恐れず頑張りましょう。

ひょんな事で魔法が解け、真実が見える事があるかも知れないから…

そんな事を考えながら僕は、必死に服を選ぶ娘がもしズレていたら

しっかりとフィードバックしてやろうと待っている。

俺は母とは違う。

ひーちゃん、いつでも父ちゃんに聞きなさい…

(ナレーター)

そう考え「父ちゃんコレどう思う」をひたすら待つ父であったが、

その質問が来る事はなく、後日、嫁さんと娘で相談して買った服が、

どさくさにまぎれた嫁さんの服と一緒に届いたのであった…

おしまい

節分

楽しいから笑うではなく 笑うから楽しい

鬼も猫も田んぼが漢字に入っているという事は

何かの縁を感じる行事委員の叶です。

今年も節分の季節がやってきました。

年男、年女の皆さんを含め皆さん参加され

赤鬼、青鬼に向かって力いっぱい豆やボウロを

投げつけていました(^^)/

「鬼は~外」というと

自然と「福は~内」と声がかかり、

昔からある行事は皆さん本当に楽しそう。

最後には鬼が良い鬼になって、清心保育園の園児さんが

事前に音取りをしてくれていた「豆まき」の歌に合わせて

みんなで一緒に歌を唄いました♪♪

梅林園に沢山の福が来ます様に♪♪

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「雲泥の差だけど産んでいいのさ」

介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男話」です。

えー今回も、僕が委員会にて配布したコラムの紹介。

ある利用者の体験談です。ひまつぶしにどうぞ♡

委 員 会 が 始 ま る ま で の 暇 つ ぶ し コ ラ ム

     『雲泥の差だけど産んでいいのさ』

僕の家は毎年正月にカニを食べる習慣があったが、

僕だけエビフライが出された。

あの地球上で最も旨いとされるカニを僕以外は食べ、僕はエビフライだ。

当然、親の目を盗んでこっそりと食べた事があるが、

そんな時は脇腹や肘の辺りにボツボツが出来、ピリピリ痛み、ムズムズ痒くなる。

そう、僕はカニアレルギーなのだ。(オーマイゴット!!)

中学生位の時、母親に

「カニとエビフライは釣り合っていない、ここはウナギだ」と交渉すると

「ウナギは皆も食べたくなるしダメだ、せめてシメサバだ」と、

まさかの2ランクダウンの品を提示してきた。

(そもそも皆も食べたくなるって何やねん!!)

負けるものかと

「ホタテより下のラインは認めん」と食い下がると

「ウチは兄弟3人共アレルギーがあってそれぞれ我慢しなくちゃいけない」

と公平性を主張してきたが、僕にとっては絶好のチャンスだ。

なぜなら姉の金属アレルギーはまだしも、妹のアレルギーはアロエだ。

あんなもんアレルギーでも、無人島でヤケドした時以外困る事はない。

アレルギーは不平等だ。

「俺のアレルギーが一番つらい、カニは我慢する。だからウナギを!!」

「アナゴなら」

「安い!!」

なんてやりとりをした結果、僕はアレルギー治療の為通院する事となり、

確か6~7か月位でカニを食べられるようになった。

あっ!!そういえばヤケドで思い出す人が居るんヤケド、

ちょっと書いてみる。

今から15~16年前、背中の真ん中辺りに10㎝×15㎝程の

うっすらとしたアザのあるTさんという利用者がおられた。

Tさんに「背中に四国みたいな形のアザがあるの知ってる?」

と聞くと「知ってるも何も忘れられへんで」と言って話してくれた。

Tさんは山の中にある小さな集落に住んでいて、

産婦人科どころか医者すらいない所だった。だから自分が妊娠してるって

解るのも、トイレがしづらくなってから気付くらしい。

当然予定日とかも解らないから、その日もいつもの様に大きなお腹で

畑仕事をしていたら突然産まれそうになって、頭の先が出て来たそうだ。

(あくまで本人の話)

同じく畑仕事をしていた姑さんを死ぬ思いで呼び、

手を貸してもらいながら家に着くと、

姑さんはコタツをひっくり返しTさんをその上に寝かすと、

コタツの足に両手両足をしばり、さっきまで畑仕事をしていた手を

水でササッと洗い、そのまま引っ張り出して出産をしたんだって。

普段使っている包丁でへその緒を切って“薬に使うから”って保管して、

胎盤は壺に入れて庭に埋めたらしい。出産が痛くて痛くて

気が付かなかったそうだが、この時背中をヤケドしたんだって。

ちなみにこの時はアロエじゃなくて「キュウリのクサレ汁」を塗ったらしい。

(なんちゅーネーミングなんだ)その後Tさんは7人産み、

2人が1歳になる前に死んだそうだ。

2人目以降は妊娠中に旦那が藁でシーチキン…じゃなくて綱(つな)を作り、

天井から吊るし、その綱(つな)を握って立ったまま産んだんだって。

(これがこの地方のスタンダードなやり方らしい)

悪魔?が子供に宿るから出産の時に声を出してはいけない

ルール?信仰?もあったそうだ。

普段は芋とか野菜を食べるんだけど、産後は母乳を出す為、玉子粥に

かつお節をかけたのを食べて、それがとーっても美味しかったんだって。

8人産んだけど、やっぱり1人目は大変で印象に残っているそうだ。

すごい体験ですよね。

現代の出産と全く異なる、なんて言うか、精神も肉体も強い。

長年介護職をしているけど、80歳以上で喘息とかアトピーとか花粉症、

アレルギーの利用者を見た事が無い。

(そろそろオチへ向かうか…)

僕達介護職員は、このすさまじい時代をたくましく生き抜いて来られた

強さにかなり助けられているのだろうから、

梅林園が100周年を迎える頃の介護職員は大変だろうと思う一方で

「昔はよかった」と「昔は大変だった」が常に混在している事を考えると、

「有事大変という自体変」なんだと思う。

(キマッた!!)皮肉な笑い

              おしまい(I want to eat crab)

1月お誕生日会

楽しいから笑うのではなく笑うから楽しい

子供たちに馬鹿にされたけど、

粗品で貰えるお菓子が欲しくてスーパーに応募した

「猫を愛でる俳句」がちゃんと

店内に飾られていてハッピーな行事委員の叶です。

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1月の誕生日会!

一年を通し一番多く、なんと40名程の誕生月の方が

いらっしゃいましたが、年に一度のおめでたい事なので

お一人お一人にお祝いをさせて頂きました。

「恥ずかしいからいいわー」とおっしゃられていた方も、

いざお誕生日席に着くと満身の笑顔でろうそくを

吹き消してくださったり、めでたく100歳を迎えられる方に、

ビブラートの聞いた素敵な歌声で他の利用者さん達も

お祝いの唄を唄って下さり、ハッピーな気持ちになりました。

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今月の誕生日ケーキは、園内で採れた柚子を

使用した柚子ケーキでした(^^)/

本当に1月誕生月の皆さんおめでとうございます。

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