11月誕生日会

 猫科の動物である寅の年がもうすぐ終わってしまいます

が、次に控える兎(年)も4羽飼っていた事がある行事委

員の叶です。

 11月のお誕生日会が行われました。梅林園で初めての誕

生日を迎えられる方も多く、絵の先生からの似顔絵のプレ

ゼントに感動されて喜ばれていました(^^)/

 今年102歳を迎えられるSさんは、まだまだお元気で「

これからも元気で過ごします」とにっこりと微笑まれてい

ました。小さい頃の誕生日の思い出話をして下さる方もお

られ、梅林園でのお誕生日会もその頃を思い出して楽しん

で頂けたことを嬉しく思います♪♪誕生日ケーキは ガトー

ショコラ!!チョコレート好きな利用者様が多く、皆様喜

ばれておりました☆☆

 11月のお誕生日の皆様 本当におめでとうございます。

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チューリップを植えようの会

 猫にチューリップの球根を与えると毒だと聞きま

すが、花の中で2番目に好きな行事委員の叶です。

 今年も、「城陽市人権擁護委員」様から頂いたチ

ューリップの球根を利用者様と一緒に植えさせて頂

きました。昔チューリップの球根を植えた事のある

方も沢山おられ「近所の公園で植えたわ」「球根を

全部隠さないといけないよ」と和気あいあいと植え

させて頂き、最後に春に綺麗な花が咲くように願い

を込めてチューリップの歌を歌いました(^^)/

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 春に綺麗な花が咲くのが楽しみです♪♪

「困ったらダジャレで何とかなる」

 介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介

男話」です。

今回も委員会で配布したコラムなんですけど、改めて

読み返すと「一体何を書いてんだオレは…」なんて思

いますが、まぁ書いちゃったモンはしょうがないです

。ひまつぶしにどうぞ♡

委員会が始まるまでの暇つぶしコラム

 『 困ったらダジャレで何とかなる 』

 私は兄弟が7人いて、両親と9人で暮らしていた。

小さな部屋に布団を敷いて、川の字どころではなく、

家族全員ごった返して眠っていた。ある日なぜか夜

中に目を覚ますと、隣にいたはずの父親がいなかっ

た。その事を母に伝えようとしたら母は布団の中で

泣いていた。私はなぜか話しかけたらいけない気が

して声をかけなかった。翌朝、次男と次女が丁稚奉

公に出る事が決まり、昨夜末っ子が死んだ事を知ら

された。その年は気候が悪く、畑が不作だったから

山の神様も怒って村の子供が何人か「神隠し」にあ

った。私は学校に行くのをやめ、家の手伝いをする

事になった。末っ子の死因を聞くような残酷な事は

しなかった。「そういう事」と理解するしかないか

ら…

 そう僕に話してくれたFさんは、食事の時必ず両

手を合わせて「頂きます」と言い、食事を残す事は

なかった。

        おしまい・・・?

…アレ?あっさり終わってしまった…こういうピンチ

の時も含め、どんな事でも「これさえあれば何とかな

る」という物があります。例えば食品だと「チキン

ラーメン」食事としてのみでなく、そのままおつま

み・おやつでもこれさえあれば何とかなります。味

付けなら「あらびき塩コショウ」果物以外はこれか

けといたら大体何とかなります。動物園なら「ウサ

ギ」人気・認知度、どちらも高く、室内・外OK、

エサやり・抱っこ可、どんな動物園でも「ウサギ」

がいたら何とかなります。ユニクロで言えば「黒」

やたらとカラーバリエーションを押して来ますが、

黒買っておいたら大体何とかなります。夫婦の会話

だと「解る」嫁さんがママ友や近所の人の愚痴等を

話してきたら、なるべくゆくりと「解るわー」と返

していたら大体何とかなります。他にもお土産に迷

ったら「ポンデリング」、とりあえず初めは「パー

出しとく」、「出し巻きたまご」注文しとく、「一

旦ダイソーで探す」、こういった事で大体何とかな

ります。

では、介護職にとって「これさえあれば何とかなる

」は何だと思いますか?「優しさ」「いたわり」と

か「笑顔」や「知識」とか、それぞれ浮かんだと思

います。どれも正解、不正解という事ではないと思

いますが、僕は介護職の「これさえあれば何とかな

る」は「知ろうとする」だと思います。立てるのか

、トイレに自分で行くのか、会話はどの位行えるの

か等、その利用者の状況を知らなければ必要な介護

も解りませんし、その利用者の家族、過去、体験を

知ったり、知る為の会話等を通して「情」や「結び

つき」が生まれ、それが「優しさ」や「いたわり」

の源となるのだと思います。医者や教師の様に勉強

をして資格を取り、プロとして働くのではなく、介

護職は「働きながらプロになっていく」と僕は思っ

ています。だから4月で異動となったり、新しい利

用者が入ってきたり、自分自身の体力や記憶力が衰

えたとしても、利用者の事を「知ろうとする」事さ

えしていれば、その利用者への介護のプロになって

いき、何とかなると思います。その積み重ねが介護

のプロなんだと思います。例え寝たきりで会話が出

来ない方であっても「知ろうとする」ならば、とて

も多くの事を知る事が出来ます。(口を開けるタイ

ミング、尿量、暑がり、皮膚のもろさ、面会家族か

らの思い出話、インテーク用紙etc…)

皆さんも「これさえあれば何とかなる」を考えてみ

てはいかがでしょうか。僕はFさんの話を知る事で

、Fさんが食事に介助が必要になった時、なるべく

完食してもらいたいと思ったし、仕事として以上の

感情が生まれたし、顔のシミや手のシワ、白髪、一

つ一つの意味をほんの少しだけ知る事が出来た。

つまり介護は僕にとって「シルバーの意味を知る場

」なのだ…

          おしまい

     (Everything will be all right)

たくたく会~秋の言葉遊び~

 先日、妖怪展に行きましたが一番好きな妖怪は「すねこ

すり」と再認識できた行事委員の叶です。

 秋のたくたく会が行われました(^^)/先月利用者の皆さん

で収穫したサツマイモや、園の備蓄米を使って、秋の献立

を皆さんに召し上がって頂きながら、秋にちなんだダジャ

レ等の言葉遊びを放送し、秋を感じてもらいました♪

 サンマの塩焼き、栗ご飯、豚汁、スイートポテトと秋満

載のメニューを皆さん美味しく召し上がり、言葉遊びの放

送を楽しまれました☆☆皆さん素晴らしい作品でしたが、

利用者Sさんが特に感動した2選は「栗ひろい 綺麗な紅

葉 秋の風」「コロナはもう 秋(飽き)秋(飽き)だ」です

 秋を満喫できた一日でした(^^)/

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「父」

【内容】

 介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男

話」です。

今回は接遇向上月間という事で、委員会にて配布した

コラムになります。ひまつぶしにどうぞ♡

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『父』

 僕は子供の頃に父親と遊んだ記憶が無い。それどこ

ろか、朝7:00頃仕事に行き、夜22:00頃帰ってくる父と

は接する機会すらほとんど無かった。そういうもん

だと思っていた。そんな状況だったからか、父は僕

ら子供との接し方というか、距離感というか、そう

いうのが解らず、例えば僕に注意しようとしても母

に向かって「まさしに◯◯しなさいって言いなさい

」と母を通して言うのだ。だから当然父と僕には薄

らとした気まずい壁が出来上がっていた。

 僕は18歳の時家を出て(千葉→福井)1人暮らしを

始めたのだが、出発の日、母と妹は「寂しくて泣い

ちゃうから見送りに行かない」と泣きながら話し(

もう泣いてるやん)父が車で東京駅まで送ってくれ

る事になった。もちろん車内では無言。ボソッと「

天丼でも食うか」と言うと、蕎麦屋に立ち寄った。

それぞれ注文し食べ始めるのだが、父はサッサと食

べ終えてこっちを見ている。1,600円位した天丼なの

に、サッサと食えというプレッシャーを与えてくる

。相手のペースに合わせるといった気遣いや思いや

りのないオッサンなのだ。僕も急いで食べ終えた。

その後見送りといっても、別れ際は「じゃ」と「お

う」だけだった…

4月から1人暮らしを始め、夏休みはバイトに明け暮

れ、9月の平日に日帰りで家に帰った。当然父は仕

事で妹は部活の合宿だったので、家には母だけだっ

た。母に大学の事やら1人暮らしの生活の事なんか

を一通り話し、まぁ父は22:00頃まで帰ってこない

し、15:00頃帰ろうと家を出たら、ひょっこり父が

帰って来た。「もう帰るのか」「まぁね、明日も

バイトだし」「コレ電車で食べなさい」とミスター

ドーナツの箱を渡してきた。そしてまたあの時と

同じ様に「じゃ」と「おう」で別れた。

 駅のホームで電車を待ちながらドーナツの箱を

開けると3種類のドーナツが3つずつ入っていた。

「3人でお茶をしようと会社を早退してきたんだ」

そう思うとなんだか泣けてきた。「一緒に食べよ

う」と言えない不器用な父に対し、サラッと別れ

た自分が本当に愚かに思え、「1人で9個も食べら

れないよ」と駅のホームで泣いた。

 それから時は経ち、僕も父親となった。ある日娘と

マックに行った時、僕はサッサと食べ終わり、娘が

食べている所を眺めていた。本当に美味しそうに食

べていて、その仕草が愛おしいのだ。ところが娘が

突然「父ちゃん急がせないでよ」と言った。父はあ

の時天丼を食べている僕を見ていたのだろう。大き

く育って、1人暮らしを始めるんだなぁなんて考えて

いたのだろう。気遣いや思いやりがないのは僕の方

だった。「すごく美味しいよ」の一言でもなんで言

わなかったのだろう。最寄駅ではなく東京駅まで送

ってくれたのは、一緒に食事をする為だったのだろ

う。僕は両親と離れた所にいるし、姉も妹も嫁にい

っているから、恐らく父は将来施設に入るのだろう

。今72歳だからこの10年以内の事だ。もし父が施設

に入って、職員がタメ口で人権を無視する様な対応

をしていたら、僕は本気でブチ切れるだろう。僕の

父は僕を育てる為に、朝から晩まで何十年も働いて

くれた大切な人だからだ。でもそれは、今、目の前

に居る利用者も、これを読んでいるあなたも同じな

のだろう。そんな事を接遇向上月間に想ふ…

(おまけ)

これを読んでいると高倉健みたいな寡黙で渋い人物

をイメージするかも知れませんが、僕の父の見た目

は鶴瓶と西田敏行の間です。

芋の収穫

 イグノーベルの世界展に行き、昔、家にあった「ニ

ャウリンガル」と再会をはたした行事委員の叶です。

 園内の畑にてさつま芋の収穫を行いました(^^)/今年

は「紅あずま」といってホクホク系のさつま芋を植

え、立派なさつま芋がゴロゴロ収穫出来ました♪土

いじりが好きな利用者さんも多く、職員よりも上

手に土を掘り起こし、芋の植え方や堀り方のコツ

を教えてくれたTさん!ありがとうございます(^^)/

 好きな芋料理で「芋饅頭」や「芋ご飯」等、色

々出ましたが、焼き芋が一番人気でした☆

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 収穫した芋は来月の「たくたく会」にてお昼ごは

んに提供しますのでお楽しみに

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10月 誕生日会

 芋.蛸.南瓜に、猫も加えるべきだと思う行事委

員の叶です。

 10月のお誕生日会が行われました。本日のお誕生日

ケーキは秋にちなんだマロンケーキという事で、「

楽しみだ」「私は栗が大好きだ」という話が朝から

飛び交い、皆さんマロンケーキを美味しく召し上が

れておりました(^^)/

 お誕生日プレゼントも「こんなんして貰ったの初

めてや」と喜ばれたり、何故か隣に座っていた利用

者さんが感動してうれし泣きをしてしまったりと素

敵な誕生日会になりました♪♪

 10月生まれの皆さん!本当におめでとうございます

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秋の大運動会

 ここだけの話、猫の運動会に遭遇したことのある

行事委員の叶です。秋晴れの中、運動会が行われま

した。コロナ以降室内で行っていた運動会!今年こ

そは外で行いたいという事で棟ごとに分散して野外

の運動会を実現させることが出来ました(^^)/

 秋という事で、パン食い競争も「もみじ饅頭」を

使用して紅葉狩り!という事で皆さんに秋を感じて

もらい、久々の外に「気持ちええわ」と楽しんでお

られました。

 白熱した試合結果は、紅2勝、白2勝ということ

で、全員優勝(^^♪みなさんおめでとうございます☆☆

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「感情と記憶と牛乳とタマゴ」

【内容】

 介護職(男性)が日々感じた事を話す、略して「介男

話」です。

今回も委員会で配布したコラムの紹介です。ペットっ

ていいよねー!ひまつぶしにどうぞ♡

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『感情と記憶と牛乳とタマゴ』

 長女が「リカちゃんハウスを下さい。父ちゃんには

犬を下さい」とサンタへの手紙に父親名義を使って合

法的に欲しい物を2つ手に入れようとしたのが今から

5年前の出来事。ずっと拒み続けていたが、ついに今

年の3月から我が家も犬を飼う事になった。

 誤解しないで欲しいのだが僕は犬が嫌いなのではな

い。むしろ大好きだ。昔飼っていた犬が死んだ時すっ

ごく悲しくて、旦那に先立たれた後生涯を独身で貫く

未亡人の様な心境で犬は飼いたくなかったのだ。犬は

行動や感情がシンプルで解り易いから良い。例えば僕

が女性にプレゼントを渡した時、全然嬉しくなくても

「わぁ!うれしい♡」と言うでしょう。犬ならばシッ

ポがピクリとも動かず、プイーッてな感じだ。本当に

人間にもシッポがあればいいのに…

 利用者Kさんは独身で子供が居なかったが、子供の

様にかわいがっていた猫がいて、その猫を妹に預けて

入園してきた。入園後Kさんは、独身でバリバリ働い

てきた事もあり、我が強くプライドも高く、他の利用

者と口論になる事もしばしばあった。僕が他の利用者

に「子供は何人?」とか話していると「私は子供は居

ないけどかわいい猫ちゃんがいた」と張り合う様に話

に割り込んで来たり、他の利用者の所に子供さんが面

会に来たりすると「ウチは猫だから面会には来れない

けど、呼んだら膝の上に来て…一緒に寝たり…」等、自

分に言い聞かすかの様に猫との愛情エピソードを話し

て来たりしていた。

何年かして、妹さんが面会に来て猫が死んだ事を伝え

た。その時僕は「わざわざ悲しむ事を言わなくても良

いのに」と思っていた。Kさんは「そう…最期は苦し

んでたの?」とだけ質問し、眠るような最期だったと

聞くと「良かった、随分長生きしたもんね」と話し、

話題を変えた。その後いつもの様に過ごし、僕の冗談

にも笑顔を見せ、いつもの様に他の利用者に文句を言

っていた。夕食後もKさんはいつもの様にトイレに行

きベッドへ横になった。夜だけPトイレを利用するか

らPトイレを設置しに行くと、いつもはすぐにPトイ

レに行ける様、入口側を向いて寝るのに、壁側を向い

て寝ていた。僕はそっとPトイレを置き、「ミャー」

と猫の鳴き真似をすると、壁を向いたまま、鼻をすす

りながら「そんなブサイクな声じゃなかった」と返し

てきた…

さらに何年かして、僕は管理職となり、Kさんとそん

なに日常的に関わらなくなったある日、本入園された

方に「子供は何人?」と話をしているそばにKさんが

居たから「Kさんは猫飼ってたんやね」と話を振ると

「はて、そうだったかしら?」と忘れていた。あんな

に僕に猫の話をしていたのに、あんなに猫の話をして

いる時は笑顔だったのに…僕は思い出してほしくて、

以前話してくれた猫とのエピソードを話したら、何と

か思い出してくれたけど曖昧だった。「あの時」猫の

死を正直に伝え「悲しませた」のは、妹さんのKさん

への優しさと、猫への愛情(妹さんには全然懐かなか

ったらしいけど)だったんだと思う。

つい先日、志村けんさんを追悼する「志村動物園」を

Kさんが見ている所に遭遇し、猫が出て来た時「私も

猫をずっと飼っていたの。いや~かわいい」とあの時

の笑顔を見せた。感情ってなんだろう。記憶ってなん

だろう。認知症になるってなんだろうって、文章で表

せないとても複雑な心境になったけど、1つ確信した

事がある。感情や記憶は決して「無くなったり」「失

ったり」はしないって事だ。時間の流れや認知症で

は届かない心の奥に大切にしまってあって、きっか

けがあればいつでも色あせる事なく蘇るのだ。家族

やペットとのかけがえのない、絶対に無くしたくな

い物は、絶対に無くなったり失ったりしないのだ。

(おまけ)

といっても蘇らなくていい記憶もある。夜勤明けで

スマホを見たら嫁さんから「牛乳とタマゴ」とだけ

ラインが来ていた。せめて「買ってきて」位打って

くれよー。「父ちゃんが使っていいタオル」って何

だよー。俺が朝パンを食べると「残りの計算が狂う

」って何だよー。4人家族なのに3個パックのプリン

買うって何だよー。もらいモンのバームクーヘン俺

の分置いてあるよって、3㎝位置いてあって…何等分

したらこうなるんだよー。あーしまった、興奮して

余計な事書きすぎた…

隠し事を書く仕事じゃなかった。やっぱり人間には

シッポはいらんな。よけいなイザコザが増える。感

情を上手くコントロールしてサッサと忘れるのが

1番だ。

 Kさん、俺も猫みてーに寝込みてーよ。

おしまい      

(Just forget move on!!)

敬老祭り

 三部構成の敬老まつりが行われました。第一部の

敬老式典では、今年百歳を迎えられる方や、長寿、

米寿の方の表彰を行い、第二部では秋まつりで楽し

い一日を過ごし、第三部では園長から利用者一人一

人に園からのお祝い品を配布しました(^^)/利用者さ

んのバッティングや(バスケの)シュートかっこよ

かったです!!

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